感謝する気持ち
日々、我々は、水、空気、日光等の自然の限りない恵みを受けて
暮らしています。
この恵みを忘れて、毎日を過ごすというのは、ありえないこと
であると思います。
例えば、会社の仕事や自分の使命感も大事でしょうが、仮に
10分間でも空気が止まったら、おそらく人は死んでしまう
でしょう。
その空気というものが、無限に与えられているわけです。
そのことにとりたててありがたさを持たないで、目の前の
出来事に逐次心をとられて、惑わされているようではいけない
と思います。
そんなふうに考えてみれば、たしかにこれは何も色々と悩んだり
することはないという気持ちになるものですねー。
また、あらためて頑張ろうという気持ちをとり戻すことができる
のです。
感謝の心があって、初めて謙虚な気持ちも物を大切にしようという
心も生まれてくるのだと思います。
それに、人と接する場合にも無意味な対立や争いが減るといった
ことにもつながっていきます。
お互いに怒りや不安で気持ちが暗くなった時に、感謝の心を忘れて
いないかと今一度自分に問い聞かせてみる必要があるのではないで
しょうか。
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真の成功観
一般的には、相当の財産をつくった人や高い社会的な地位や
名誉を得た人などが、成功者といわれ尊敬されています。
確かにそういった見方も1つの成功としての形であろうか
と推測できます。
しかし、必ずしもそれだけではなく、人間にとっての成功とは、
別の形も考えられるのではないかという気がするのです。
成功というもののもう一つの形とは、自らに与えられたこう
いった天分を完全に全うして、そして使命を遂行すること
だと思います。
それこそが、人としての正しい生き方であり、人としての
成功と呼べるものではないのでしょうか。
ですから、その成功の形というのは、人によってみな異なる
ものになるわけです。
つまり、成功かどうかの基準が、名誉や社会的な地位や財産
などではなくて、自分に与えられた使命、天分にあうか
あわないかそして、この使命、天分を十分に生かしきるか
生かさないかということに重きが置かれるということですー。
お互いの生きてゆく上での人としての成功を、それぞれの
天分を生かし切ることにあると考えて、それを求めることに
よって、悩みや不安を解決することに役立つことをはじめ、
個人としても社会全体の発展の程度もよりステップアップする
ことになると思いますがどうでしょうか。
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こわいものを知る
こわいもの、こわさを知るということは、人にとってとても大切
なことであると思います。
人がよりよく生きていくには、自分を正したり、律したりして
行くことが大事ですが、そのためには何かのかたちで、こわいもの
こわい人をもつことのように、こわさを知ることが必要でしょう。
つまり、学生は先生がこわい、社員は社長がこわいとか子供から
すれば親がこわいというように、人はこわさを知ることによって
正しく自分を保っていけるのです。
こわいものを知らないという人は、行きすぎて失敗したり、
往々にして、他を傷つけたりすることにもなりますね。
しかし、指導者や最高責任者の人たちの場合は、ついその
こわさを忘れがちになるものです。
それは、彼らを叱ったり注意してくれる人がいないからです。
でも、指導者や最高責任者の人たちは、良く考えてみれば
直接にはだれも注意をしてはくれませんが、実のところ
もっと怖い返答があります。
それは、過ちの場合世間の人からのいわば、国民からの罰が
戻ってくるのです。
ですから、そういったこわさを知ることが人には、大切
だと思います。
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真摯に努める
努力して仕事をすることは、生きてゆく上での幸福の条件
です。
また、仕事は苦役ではなくて、努力そのものが言うなれば
一種の幸福と言えます。
人生とは、もともと努力して仕事をするものであると思った
ほうがよく、競争があるからしかたなく努力すると言う
ものではないのです。
こういった仕事観を打ち立て信念をもって仕事に集中すれば、
必ず成果が上がり、そこから自然に喜びと満足が出るもの
です。
人は、仕事をしていく中で、実際に能力を高め、人格をつくり
上げていきます。
仕事の意義を明確に認識することで、人は努力をして仕事をする
ものです。
人は、より生きがいのある仕事や面白味があると考えるのは、
たゆまず仕事をするという過程にこそあるものだと考えると
思います。
ですから、不平不満を言っていることには意味がなくて、
そんなことよりは、仕事に打ち込んだほうが良いと分かる
でしょう。
意識を変えたその瞬間から人生の転機はやってくるものですねー。
そうした結果として、素晴らし成果が出て、大きな自信となって
それが人の新たな人生哲学となるのです。
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できると信じる
1960年代の半ばに、有名な講演が行われました。
講演のテーマは、ダム式経営で、演説者は、故松下幸之助氏です。
その時の話で、ダムが常に一定の水量で満たされているように、
我々もいつも蓄えを持って、事業を経営しなければなりません、
という内容のものでした。
講演の後の質疑応答の時に、参加者の一人が質問をしました。
松下氏の考え方や方針が健全であることを称賛したあとで、
その人は、自分には十分な資金がないと言いました。
そして、どうやってダムつまり蓄えをつくればよいのでしょうか
と尋ねたのです。
すると、松下氏は、自分にもその回答は分からないと言いました。
でも、まず蓄えが要ると思わなあきまへんなと続けて話しました。
その回答の言葉に強い感銘を受けた人もいましたが、参加者は、
全員それでは答えにならないと笑っていました。
何か事を起こす時は、まずは思い込まなくてはならないという
ことだと思います。
理想的なことだと分かっていても、実際にはそれは不可能
だと言い聞かせていたら、何も起こせはしませんねー。
信じていないことのために努力することはできないと思いますよ。
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将来を創造する若者
のように、激動する時代には、多くの若い人たちが台頭して
います。
彼らは、しっかりした自信と勇気を持って変革に挑もうとする
若者です。
そして、変革を担う若い人のパワーが歴史を作りあげて行く
わけです。
しかし、その時代のリーダーは、未来を切り開くのは、
どんな若者であるか、というこの難問について考察します。
ただ若いというのみで、そういった重要な責務を果たす特典
が自動的に与えられることではないでしょう。
職場においては、積極的に意見を述べて、洞察力があって、
提案を次々とするような若い人達が求められているのだ
と思います。
こういった人たちが、企業や職場を改革していくのです。
また、素直な、澄んだ心の持ち主であることが必要で、ただ
の勉強家だけでは不十分です。
それと、自己犠牲の精神と他人を思いやるやさしさが必要です。
崇高な目的のためには、自分の命を懸けるくらいの気構えが
なければ、人を動かせるような事はできるはずがありません。
偉大な改革などは、できるわけがないのですー。
ですから、一番大切なのは、勇気と強さ、それと意志力ですね。
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無限の力
ウォルト・ディズニ―の言ったことにつぎの言葉があります。
あなたの願望を心に描いたら、それは実現する。
この意味は、走り高跳びは、バーがないとけっこう飛ぶのには
難しいものだと言われます。
今度は、1メートル80センチを飛んで下さい、といわれた場合に
実際にそのバーがあるからこそ、高さを把握できて飛ぶことがで
きるものですね。
このバーに該当するのが、願望といえるでしょう。
ただ単純に、勉強や仕事で頑張ろうと言ってやったとしても
何をどうやって頑張ればいいのか分からないものです。
でも、具体的に願望として、5件の新規案件をとるとか2年以内
に必ず資格に合格するとかいった明確なものがあればある
ほど達成可能な度合いは大幅に上がると思います。
具体的な願望を持つと潜在意識が、それを何とか実行しよう
と活発に活動を始めて、人の心の中に無限の力が覚醒
するものだと言われています。
そして、強く願うことで、願望が達成できる可能性が驚く
ほどに高まります。
背景には、こういったメカニズムがあるのです。
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