1960年代の半ばに、有名な講演が行われました。
講演のテーマは、ダム式経営で、演説者は、故松下幸之助氏です。
その時の話で、ダムが常に一定の水量で満たされているように、
我々もいつも蓄えを持って、事業を経営しなければなりません、
という内容のものでした。
講演の後の質疑応答の時に、参加者の一人が質問をしました。
松下氏の考え方や方針が健全であることを称賛したあとで、
その人は、自分には十分な資金がないと言いました。
そして、どうやってダムつまり蓄えをつくればよいのでしょうか
と尋ねたのです。
すると、松下氏は、自分にもその回答は分からないと言いました。
でも、まず蓄えが要ると思わなあきまへんなと続けて話しました。
その回答の言葉に強い感銘を受けた人もいましたが、参加者は、
全員それでは答えにならないと笑っていました。
何か事を起こす時は、まずは思い込まなくてはならないという
ことだと思います。
理想的なことだと分かっていても、実際にはそれは不可能
だと言い聞かせていたら、何も起こせはしませんねー。
信じていないことのために努力することはできないと思いますよ。
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宜しくお願いします (^_^)