まだ資本も経営ノウハウもない、一ベンチャー企業である
京セラが、1961年に、ある経営理念を固めました。
それは、
全従業員の物質両面の幸福を追求すると同時に、人類、
社会の進歩発展に貢献する。
という、稲盛和夫氏の発表した内容のものです。
これは、会社は個人のものではなくて公器である、という思いを
強く実感した結果、掲げたのだといわれます。
当時の世間の流れを受けて、従業員たちから、
「ボーナスの最低保障を約束して欲しい」との声があがったそうです。
その時に、稲盛氏は、
家族の一員としてやろう。これからは、労使ではなくて、
パートナーである。
と、従業員を説得したといわれます。
そして、これらを四文字熟語で意味したのが、「敬天愛人」
というわけです。
この言葉は、稲盛氏の座右の銘と言われていますが、本来は、
西郷隆盛の言った言葉だとのことですー。
今も若手経営者などに、その精神の重要性を説いて回っているようです。
次に、1984年、稲盛氏は通信分野への参入をしました。
「動機善なりや、私心なかりしか」をモットーに邁進しました。
やがては、今のauとなる第二電電を立ち上げることになるのです。
現在は、仏門に入ったということですが、やるべき事をやった人には
最終的には、悟りの世界しかないのかもしれませんね~。
平成の経営の神様は、これからどんな方向にいくのでしょうか。
広告を押して申込↓
宜しくお願いします (^_^)